S P E C I A L

W O R K S

きの家

good design award 2018受賞

和歌山大学と
コラボレーション。
紀州産材に
こだわった住まい。

good design award 2018受賞 good design award 2018 BEST 100 JAPAN WOOD DESIGN AWARD 2019
JAPAN WOOD DESIGN AWARD 2019

和歌山にあるハウスメ―カーが地域のニーズに応えるため、提案する戸建て住宅である。 全国に同じ住宅をつくっているハウスメーカーとの違いを、間取りや空間、素材などで表現している。 日本の民家や農家で古くから使われている土間や広間などの構成要素を再構成し、シンプルで機能的なデザインにまとめ、様々な購入者に対応している。 内と外、オモヤとハナレを、平面では広い土間で、断面では吹抜けでつなぎ、各室と庭とが一体となった住宅である。 木や土、焼き杉板など自然素材を使い、さらに紀州(和歌山県)産材にこだわリ、地域に根付いた住宅を目指している。

きの家
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素材に、間取りに、すべてにこだわった
紀の国住宅の住まいを、バーチャルで
見学いただけます!

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01

KINOIE
POINT

土間が中心

広間と一体となった土間を設け、そこを中心に生活が展開し、家族と社会に開いている。 広間と庭は土間を介して一体で、自然と関わりを持ちながら生活が楽しむことができる。また、個室と土間とは吹抜けを介して上下でつながリ、どこででも家族の気配を感じることができる。

02

KINOIE
POINT

オモヤとハナレ

オモヤとハナレを土間と軒下空間でつないでいる。 モデルハウスではハナレを和室としているが、仕事場や二世帯住宅としての展開も想定している。

03

KINOIE
POINT

庭とつながる

版築と県木のウバメガシの生垣に囲われた庭を設けた。 土間を介して内と外がつながり、和歌山の豊かな自然を取り込む。

1F 平面図

1F 平面図

2F 平面図

2F 平面図

断面図

断面図 断面図

DATA

  • 敷地面積

    417.96m²

  • 建築面積

    111.85m²

  • 延床面積

    148.07m²

  • 1階床面積

    88.45m²

  • 2階床面積

    59.62m²

  • 主体構造

    木造

  • 階数

    地上2階

  • 外部仕上

    紀州産焼杉板(外壁)

  • 内部仕上

    紀州産杉板(床・天井)
    紀州産土(床・壁)

  • 敷地面積

    417.96m²

  • 延床面積

    148.07m²

  • 2階床面積

    59.62m²

  • 建築面積

    111.85m²

  • 1階床面積

    88.45m²

  • 主体構造

    木造

  • 階数

    地上2階

  • 外部仕上

    紀州産焼杉板(外壁)

  • 内部仕上

    紀州産杉板(床・天井)
    紀州産土(床・壁)

DESIGNER’S
COMMENT

地域の素材を使い、地域に根ざした民家や農家のように、永く暮らし続けられる、和歌山の住宅のスタンダードをめざしました。

建築家 建築家

和歌山大学 システム工学部環境システム学科
髙砂 正弘 教授

地域の素材を使い、地域に根ざした民家や農家のように、永く暮らし続けられる、和歌山の住宅のスタンダードをめざしました。

設計士 設計士

紀の国住宅株式会社
尾崎 傑 部長

紀州(和歌山県)産材を使用し、「MADE IN 和歌山」の住宅を目指してつくりました。心地よい風や自然を感じられる間取りから、建具の取手の位置まで、細部にまでこだわってつくりました。ぜひ、展示場でご覧ください。

評価者コメント

土間や広間、離れなど、古くから日本の住まいにある要素を切妻型の大屋根の下に配置し、屋根の下に多様な空間を生み出している。それぞれの空間は緩やかに繋がりをもち、外部に開かれた住宅になっている、シンプルでありながら、四季折々の豊な暮らしが想起される、優れた住宅である。地場ハウスメーカーの強みを生かし、地元産材を積極的に用いた点も評価したい。地元大学とも協働しており、高いレベルでデザインがまとめられている。丁寧かつ真剣に「紀の国住宅」としてあるべき姿を模索されたであろうことが窺える。佇まいも美しく、このようなプロジェクトが模範となり、全国各地に良質な住宅が増えていくことを期待してやまない。